セキュリティの解説書

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韓国防衛事業庁の内部情報窃取

2019/1/15の東亜日報(韓国のメディア)にて、韓国の防衛事業庁のPCが30台ハッキングされ、その内のPC10台から情報が窃取されたとの報道がありました。

 

東亜日報に記載の内容を時系列にまとめると、次のとおりです。

①2018/10/4  最初のハッキングが発生

②2018/10/9  国会国防委員 自由韓国党 白承周議員のメールアカウントにハッキング

③2018/10/26   国家情報院による防衛事業庁における不審なトラフィック(通信)を確認し、防衛事業庁に通知

④2018/11月頃? 資料が暗号化されて約30日間保存されているのを確認

 

①の最初のハッキングが発生してから、③の国家情報院が気付くまでに22日要しているところが気になります。

 

国家情報院が不審なトラフィックを確認するまでの間は、国家情報院も気づいておらず、どこかで得た情報により、不審なトラフィックを検知できるシグネチャ(検知するためのパターン)を導入したことから気付くことができたのではないでしょうか。

 

また、②は関係ないのかもしれませんが、「国防」絡みということもあり、攻撃の一連なのかもしれません。

 

今後の情報開示により、どのような事案で、どのように対処したのかを把握できれば、様々な企業の対応力アップに繋がればと思います。

 

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