ナショナルサイバートレーニングセンター
2019/1/15の記事で触れたNICTのナショナルサイバートレーニングセンターについて紹介したいと思います。
ナショナルサイバートレーニングセンターは、平成29年(2017年)4月1日に設置された、まだ日が浅い組織です。
ナショナルサイバートレーニングセンターでは、大きく3つの事業を展開しています。
1.実践的サイバー防御演習「CYDER」
この演習は、サイバー攻撃事案が発生した場合に対処する、いわゆる「インシデントレスポンス」を体験する内容となっています。
Aコースは、初心者向け、47都道府県で実施
Bコースは、中級者向け
その中でも
B-1コース:地方公共団体向け、全国11都市
B-2コース:国の行政機関向け、東京で実施
B-3コース:重要インフラ事業者向け、東京で実施
となっており、いずれも1日コースです。
公務員は受講料が無料となっており、公務員以外の方は、86,400円/人必要となります。
私は、AコースもBコースも受講し、いずれもほとんどの内容を知っていましたが、時間を区切ってやっていくため、いかにその時間内にアウトプットしていくか、ということを学べたのは良かったと思います。
Bコースは、毎年内容がアップデートされるらしいので、また受講したいと思います。
また、資格であるCISSPをお持ちの方は、ポイントが貯まります。
2.Cyber Colosseo
東京2020オリンピックに向けた演習となっています。
注目すべきは、準上級コースです。
セキュリティ業界でも著名な方々が講師となっています。
私も知っている方が多く、個人的には、準上級コースは受講できるものなら、受講してみたいです。
3.SecHack365
若手育成を目的とし、技術・開発を指導するプログラムです。
こちらも講師陣が素晴らしい方々が多く、私も若手であれば参加したい内容となっています。
実際にSecHack365に参加した受講生の方に話を伺ったところ、非常に素晴らしい内容だったと伺っています。
大きく3つの事業を行なっているナショナルサイバートレーニングセンターは、今後も目が離せない組織の一つだと思います。
ナショナルサイバートレーニングセンターの詳細はこちら。